メタボリックシンドロームを訳すと「内臓脂肪症候群」という意味になります。つまり内臓に脂肪が溜まることがそもそも病気だというのです。(ホント!?)
メタボつまり「内臓脂肪症候群」になると、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞を起こす危険性が増すといわれています。
なぜ内臓脂肪が、大きくなるとこのような生活習慣病を引き起こすのでしょうか
同じ脂肪でも皮下脂肪があまり悪さをしないのはなぜなのでしょう。
それは、内臓脂肪は各種の生理活性物質を分泌しているからなのです。生理活性物質には体によい働きをする「善玉物質」と悪い働きをする「悪玉物質」があることがわかっています。
内臓脂肪が分泌している物質
- TNF-α
- 「悪玉物質」の一つでブドウ糖の細胞内への取り込みを抑制し、血糖値を上げる作用をする
- アンジオテンシノーゲン
- 「悪玉物質」の一つで血圧を上昇させます
- アディポネクチン
- 「善玉物質」で動脈硬化を抑制する働きがあります。しかし、脂肪細胞がふくれすぎると分泌量が低下してしまいます。
内臓脂肪は他の臓器へ影響を与える生理活性物質を分泌していたのです。ここで説明した善玉物質の「アディポネクチン」がメタボリックシンドロームと深い関係があります。
内臓脂肪がたまり脂肪細胞が大きくなるとアディポネクチンの分泌量が減ってしまいます。その結果、動脈硬化を促進し生活習慣病を誘発してしまうのです。
つまり、「アディポネクチン」を減らさないように内臓脂肪が一定量を超えないようにすることがメタボリックシンドロームにならない秘訣だというわけです。
メタボ予防にアディポネクチンを減らさない方法
- 運動する(有酸素運動が効果的)
- 植物性タンパク質を摂る(大豆食品がいい!!)
- お酒、たばこは御法度
メタボリックシンドロームの対策は、よく言われる成人病対策に近いですね。
運動にしろ、食事にしろきわめて簡単なことですから、今からでも始められますが....
継続できるかが問題ですね!!
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