火災保険料払いすぎていませんか
年金生活者でも住宅に住んでいる限り、火災保険などに入る必要がありますね。保険の不払いなど何かと不祥事の多い保険会社ですがこの火災保険に関しても、新たに保険加入者軽視の事件が起こっています。
2×4住宅で火災保険料取りすぎ
火災保険料をチェック
2×4住宅(ツーバイフォー住宅)にお住みの方は保険料を払いすぎていませんか?
本来は従来の木造構造よりも耐火ボードなどで燃えにくく設計されたツーバイフォー住宅は、割安な火災保険料が適用されるはずですが、一般の木造工法で作られた住宅と同じ保険料を適用していた事例が多数見つかったのです。
この火災保険料の取りすぎ問題は、東京海上日動のほかに、三井住友海上火災保険、損保ジャパン、あいおい損害保険、日本興亜損害保険など大手損保5社すべてで見つかっています。
ツーバイフォー住宅(2×4住宅)は耐火性能が高い
ツーバイフォー住宅とは、厚さ2インチ、幅4インチ(1インチ=約2.54センチ)の木材を枠組みにして、合板を張り付けたパネルで壁や床などを造られる住宅を言います。
ツーバイフォー住宅は旧来の木造工法よりも耐火性能が高いため、大手損保各社は1999年から政府の認可を得て、ツーバイフォー住宅の火災保険料を改訂し、一般の木造住宅より3~6割程度安く設定していました。
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ところが、契約時に住宅がツーバイフォー住宅なのかどうかを確認していない事例が頻発しています。損保会社がさらにお粗末なのは契約情報データにツーバイフォー住宅かどうかの区別がないのです。
これでは、損保会社側で契約者の住宅がツーバイフォー住宅かどうかわからず、保険料を取りすぎていたかどうかもわからないと言うわけです。
払いすぎた保険料を取り戻すには
ツーバイフォー住宅
損害保険会社側は、基本的には保険加入者の申告で保険条件などを変更できるとの立場です。つまり、加入者が問い合わせないと保険会社側が調べてくれることはありません。
ツーバイフォー住宅にお住まいの方は、まずは火災保険料証書をお調べ下さい。「耐火構造」などの記述がなければ割高の保険料を払っているかもしれません。気になることがあれば、保険会社に連絡しましょう。