地球温暖化でツバルが消滅
南太平洋に浮かぶ小さな島国ツバルが地球温暖化の影響で消滅の危機にあります。
ツバルは南太平洋エリス諸島にある島国で、小さな9つの島で構成されています。すべての島を合わせても25.9平方キロメートルしかなく、奄美諸島の与論島よりも僅かに大きいくらいの面積しかありません。人口は2000年度で僅か10,400人、バチカン市国を除いて独立国としては最も少ないミニ国家の一つです。
海面上昇で国土が消滅
ツバルの平均海抜は約2メートル、最も高いところでも海抜5メートルしかありません。少し海面が高くなると、写真のように至るところから海水が湧き出てきます。
ツバルは珊瑚礁の上に砂が堆積してできた島なので、海面が上昇すると海水が浸透し地上に溢れてくるのです。
2001年ツバル政府は、海面上昇で島から避難する必要が出てくると声明を出し、集団移住を計画しています。
ツバルの住民は他国の排出した二酸化炭素などの温暖化物質の影響で自分の国まで捨てなければいけません、なんともやりきれない思いでしょう。
地球温暖化問題には国境はありません、京都議定書に批准していない国は現実を見つめてほしいですね。
記事参照
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