掃除機を買うときどの性能を重視しますか？最新モデル掃除機は吸引力では十分な性能があり、加えて「クリーンな排気」や「静音性」、「使い勝手の良さ」を追求したモデルがほとんどです。
エコ生活には掃除機も消費電力が少ないことが大切ですが、健康な生活を実現するため部屋をきれいにするのはもちろん、部屋の空気を汚さないクリーンな掃除機を選びたいですね。

掃除機を選ぶポイント

掃除機を選ぶときに最初に迷うのはサイクロン式にするか紙パック式を選ぶかでしょう。サイクロン式掃除機はダイソン社が最初に開発しましたが、現在ではほとんどの日本家電メーカーも発売しています。サイクロン式と紙パック式掃除機のメリットとデメリットを紹介します。

サイクロン式と紙パック式の特徴

サイクロン 掃除機

サイクロン式掃除機は紙パックが不要なこと一つのメリット、メーカー製紙パックはそれなりに高価だからです。さらに排気がきれいでゴミがたまっても吸引力が落ちないという特徴もあります。
デメリットとしてフィルターが詰まりやすく、フィルターの掃除が面倒だという指摘もあります。しかし、最新モデルでは自動除じん機能などが加わり、問題点は解消されています。サイクロン式掃除機は集塵容量が小さいので頻繁にゴミ捨てなくてはならない問題はあります。

紙パック 掃除機

紙パック式掃除機はゴミ捨て時にゴミが散らからず、込み捨て回数も少なくて済むのがメリットです。 デメリットとして細かいチリやホコリが排気と一緒に排出されることやゴミが貯まると吸引力が落ちることがあります。紙パック掃除機も改良が進み、紙パック素材の高性能化でサイクロン式に劣らないクリーンな排気を実現しています。

結局サイクロン式も紙パック式も最新モデルでは性能上の大きな差はなさそうです。あえて違いを挙げれば紙パック代金を節約したい方はサイクロン式掃除機、頻繁なゴミ捨てが面倒な人は紙パック式掃除機を選べばいいでしょう。

サイクロン式、紙パック式の違い以外に掃除機選びで大切なチェック項目があります。花粉症やアレルギー対策のため空気清浄機並の高性能フィルターを備え排気がキレイな掃除機もあります。健康的な生活を送るため、掃除機選びも次のような視点で選んではどうでしょう。

掃除機の性能はここをチェック

吸入仕事率

吸入仕事率とは吸引力の強さをワット数で表したものです。吸入仕事率が大きい方がゴミをよく吸い取ると思いがちですが、家庭用掃除機では300W程度あれば十分だとの指摘もあります。高性能機では600W以上の掃除機もありますが、あまり吸入仕事率が大きいとかえって不都合なこともあります。 大量に吸い込んだ空気を排気するとき、排気フィルターの性能が追いつかないと細かいゴミやホコリをそのまま排出してしまうからです。

排気クリーン度

掃除機で気になるのが排気のクリーン度です。いくらノズルからゴミを吸い取っても、小さなチリやホコリ、花粉を排気口から排出していては、掃除機ではなくゴミ移動機となります。最新モデルには空気清浄機並の除じん機能を備えたり、オゾンやイオンによる脱臭機能を備えた機種もあります。

軽さ

使い勝手の良さも見逃せません。女性や老人でも取り回ししやすい掃除機の第一条件は軽いことです。掃除機本体の重さだけでなく、ホースやノズル先端部が軽いことも使い易さに影響します。

上記以外にも静音性能や省エネモードが搭載されているかも重要な項目です。購入される方の必要度に応じてこれらの機能もチェックしてください。

参照：快適な家電選び 掃除機 | TEPCO

掃除機 健康性能比較

サイクロン式掃除機と紙パック式掃除機の売れ筋機種の基本スペックを下表にまとめました。サイクロン式掃除機の方が価格は高めです。各メーカー共高付加価値モデルはサイクロン式に移行しているので、機能重視派はサイクロン式が良いかもしれません。

機種別 特徴解説

売れ筋主要掃除機の特徴を解説します。

シャープ サイクロンクリーナー EC-VX200

サイクロン式 パワーブラシクリーナー
高濃度「プラズマクラスター」
EC-VX200
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使い勝手
独自の低騒音技術で耳障りな音がカットされ、夜間や早朝でもまわりを気にせず掃除できます。 フローリング床をから拭き効果のあるブラシで磨けます。

排気、花粉対策
プラズマクラスターイオンを放出し、部屋のアレルギー物質も分解します。排気中の0.3μm以上のホコリをほぼ100%キャッチする抗アレル物質HEPAフィルターなども装備しています。

パナソニック サイクロン式掃除機 MC-JC10WX

サイクロン式 パワーブラシクリーナー
ジェットスピン・サイクロン
MC-JC10WX-R
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使い勝手
吸引力が長続きするジェットスピン・サイクロン、円形の本体は移動しやすく使い勝手向上に貢献

排気、花粉対策
0.3μm以上のホコリを逃がさない高集じんフィルター搭載、さらにノズルの上部にフラップがあり、床上30cmに浮遊するハウスダストも逃さずキャッチします。

ダイソン サイクロン式掃除機 DC22 ddm

ダイソン
DC22DDMタービンヘッド
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使い勝手
ダイソンが特許を保有する強力なサイクロンで空気とゴミを分離するので、フィルターの目詰まりが起こりにくい。ただ、国内メーカー製品と比べて運転音が大きいので夜の掃除には不向き。

排気、花粉対策
HEPAフィルターが搭載され、細かなホコリも逃しません。

東芝 クワイエ VC-2000X

東芝 サイクロン式自走パワーヘッドクリーナー
Quie(クワイエ)
VC-2000X-S
アマゾン価格情報

使い勝手
シャープや日立と並んでトップクラスの静かさ、また強い吸引力を保ちながら約10年間フィルターメンテナンス不要と言います。本体上部にホースが取り付けられ、ホースを動かしても本体は転倒しにくく高所の掃除もしやすい。

排気、花粉対策
オゾンの力で除菌・脱臭する「除菌脱臭サイクル」を採用、モーター前にはウルパクリーンフィルターが搭載され、0.3μmの微細塵をほぼ100%除去します。