ＦＸに限らず必勝法といえば、短期で利益を上げるのが大切だと思いがちです、果たしてそうでしょうか。

短期売買の代表としてはデイトレーダーと呼ばれる１日の内に何度も売り買いを繰り返す投資家がおられます。デイトレードは外国為替証拠金取引だけなく、株取引でも同様に行われています。

株取引で必勝法を身につけデイトレード取引である程度の利益を上げておられる方もおられると思います。しかし、個人でＦＸ取引のデイトレードで大きな利益を上げておられる方はどれほどおられるのでしょうか。

個人の場合は、ＦＸで利益を上げる（必勝法）があったとしてもデイトレードのような短期売買では、かなり難しいと思います。

「ＦＸ必勝法～ＦＸはリスク管理がしやすい～」の記事で為替相場は個別株よりも変動が緩やかだと解説しました。
しかし、売買期間が短いデイトレードはやはりリスクは高くなります。なぜなら、短期売買で利益をあげるためにはレバレッジ倍率を高め相当リスクの高いＦＸ取引を行わなければなりません。ところが、短期売買の世界には機関投資家や利ざや取りのプロトレーダーがしのぎを削っています。
個人でプロのトレーダーと正面からぶつかるのは条件が悪すぎます。情報武装については、インターネットの発達で個人でも高度なトレードツールが使えるようなり、情報も素早く得られるようになりました。しかし、トレードを行う上での情報の質や量、分析力、バックアップチームなどとてもプロに太刀打ちできるものではありません。
一時的にデイトレードで利益をあげられることがあるかもしれません。しかし、最終的な収益がどれくらい得られるのか、長いスパンで考えて勝率はどれくらいなのか、冷静に検討する必要があります。

デイトレードは個人投資家に不利