FX取引で評価損が発生すると

外国為替証拠金取引(FX)という名称通りFXの特徴は、証拠金(保証金)を預けてその数倍から数十倍の外貨取引ができることです。
思惑通り買っていた外貨が上がればよいのですが、反対に値下がりすることもあり、そうなると大きな損失を被ることもあります。買い建てていた外貨価値が下がった場合、保証金の担保能力が低下するのでFX取扱会社よりマージンコールがかかってきます。
評価損が何%に達すればマージンコールがかかるかはFX取扱会社により違いますが、例えば評価損が証拠金額(保証金)の50%を越えたときにマージンコールがかかる会社の場合を例に考えます。
1ドル=110円で1万米ドルを買い建てたとしましょう、納めた証拠金(保証金)は10万とします。証拠金(保証金)の50%とは10万円の50%ですので5万円以上の評価損を意味します。為替レートがいくらになれば5万円以上の評価損になるかを計算すると、もとの外貨評価額は110円×1万ドル=110万円ですから外貨評価額が105万円以下になると5万円以上の評価損になり、その時の為替レートは1ドル=105円です。
もし、この為替レートになればマージンコールがかかり、新たに証拠金(保証金)を追加してその取引を継続するか、取引を縮小またはポジションを解消するかを決断しなければなりません。

マージンコール

 
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