FXと外貨預金の違い
外国為替証拠金取引を理解するのに、外貨預金と比較するとその違いを理解できると同時にFXの理解もより深まります。ここでは、外貨預金と比較しながらFXをより深く研究してみましょう。
外国為替証拠金取引と外貨預金の違い | ||
---|---|---|
FX | 外貨預金 | |
預入 金額 |
1万円から100万以上まで自由に選べる(最低預金額を設定しているFX取扱会社があります) | 10万円程度から始められる |
期間 | 期限はありません (ロールオーバー方式) |
普通預金は期限無し 定期預金は1ヶ月、3ヶ月、1年などがあります |
取引 金額 |
投資額の10倍程度の 取引が可能 |
投資金額そのもの |
取引可能時間 | 平日24時間(土日を除く) | 銀行の営業時間 通常9:00-15:00 |
レート | インターバンクレートを リアルタイムに提示 2ウェイプライス |
中心価格(仲値)を 一日一回提示 |
為替 手数料 |
片道5~20銭程度 | 1ドル当たり1円程度 |
換金 | いつでも可能 | 普通預金はいつでも可能 定期預金は通常途中解約不可ですが金融機関により異なります |
税金 | 雑所得として総合課税扱い注1。損失が出た場合は雑所得から引くことが可能 | 利子は20%の源泉分離課税。 為替利益は雑所得として総合課税扱い。損失が出た場合は雑所得から引くことが可能 |
FX取引の基本は、「証拠金(保証金)を預けることで取引に必要なお金を借りて大きなお金(外貨)を動かすことができる」ことにあります。つまり、株の信用取引とほぼ同じ仕組みだと思えば理解しやすいでしょう。証拠金(保証金)の額はFX取扱会社により異なりますが10万円程度を預託し、それを担保として1万ドル程度の外貨取引ができるところが多いうようです。
このように少ない自己資金で大きな金額の取引ができるので「レバレッジ(てこ)」効果があるとか、資金効率がよい取引だといえるのです。