ロイターが日本でもFX取引所「FXマーケットスペース」を設立

ロイターがCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)と合弁会社FXマーケットスペースを作り、共同で「CME FX on Reuters」というFX取引所を開設します。
このFX取引所の特徴は、一般のFX取引で使われる「相対取引」ではなく「取引所取引」を提供することです。日本にはすでにFXの取引所取引を提供する「くりっっく365」があります。ロイターとCMEが設立する「CME FX on Reuters」は大手金融機関やヘッジファンド向けのサービスを提供し、個人ユーザー向けではないようです。

ロイターとCMEの合弁会社FXマーケットスペースは、すでに欧米でスタートしていて、1日5億ドル規模の取引実績があります。かなりの規模ですが、日本のFX取引所「くりっく365」の取引規模と比べると半分程度に留まります。FX取引は個人投資家による取引が活発で機関投資家の規模を上回っていることの表れでしょう。
FXマーケットスペースがヘッジファンドや機関投資家をターゲットにしたFX取引所を開設する目的は、取引所取引は「相対取引」に比べて匿名性が高く手口を知られたくないヘッジファンドなどにメリットがあると見込んでいるからです。

FXマーケットスペースが日本の機関投資家やヘッジファンドをどれくらい取り込むかはわかりませんが、個人投資家を取り込まないとFX相場に与える影響は限られるのではないでしょうか。

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