くりっく365とOTC税率比較

FX課税とくりっく365記事で解説しましたように、くりっく365はOTC取引のFXとは異なりスワップ金利や為替差益に対する税制として申告分離課税が適用されます。
申告分離課税は総合課税よりも有利だと言われますが、実際はどうなのでしょう。税率概算表を用意しましたので、参考にしてください。

FX税率概算表(所得税+住民税)
所得金額 くりっく365 店頭取引(OTC)
200万円以下 20% 15%
200~330万円 20%
330~700万円 30%
700~900万円 33%
900~1800万円 43%
1800万円以上 50%
(この税率概算表では定率減税を反映していません)

申告分離課税と総合課税の違い

申告分離課税
他の所得とは分離して、
特定の所得だけを計算して税率を決める
総合課税
他の所得と合算して、税率を決める

申告分離課税が有利だというのは、所得合計が330万円を超えておられる方の場合、どんなに所得が多くても、申告分離課税だと20%の税率で済むということです。
逆に総合課税を適用された場合、所得合計が330万円を超えていると、FXで得た利益にも30%以上の税率が適用されますので、税率が多い分手取り分が少なくなってしまうわけです。

所得額が少ない方の場合は、申告分離課税よりも総合課税の方が税率が低くなる場合もあります。くりっく365が必ずしも税制面で有利だとは言えないこともありますので注意してください。

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